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学理教育セミナー リセ

国公立大学8年連続志願者減。

受験生の安全志向が高まっているようです。

国公立大学2次試験の志願者数は44万2378人でした。前年度とほとんど変わりませんが、0.6%減です。8年連続の減少となっていて、この減少傾向は当分の間続きそうです。

北大0.2%の微増、東北大8.2%減、東大2.7%減、名大3.6%減、京大4.5%減、阪大4.2%減、九大0.1%減。北大以外は軒並み減少しています

受験生の傾向として、浪人はしたくない、無理に難関を目指すよりは合格できる範囲内での難関を目指す、こういった流れとなっているようです。この傾向をを是とするか、非とするかは意見が分かれるところでしょう。

勢いのある社会環境を知らず、デフレ経済の中で老齢化している状態が常であり、単純明快な分かりやすい目標を定めにくい生活を余儀なくされてきた若者にとって、あまりに当然な帰結なのかもしれません。

喜ぶべきか悲しむべきか。

こじんまりとした就職重視の安全志向は、かつてのような東大偏重の権威主義の臭いが薄れてきているようで、このことは私としては良いことだと感じているのですが、何か元気の無さも感じて寂しい思いもします。

しかし、原因と理由はどうあれ、意味のない買いかぶった東大信仰が薄れているのは良いことでしょう。ただ学ぶことが目的であれば、何も東大や京大である必要はないのですから。

ところがですね、どうやらそんなことでもないようなところが嫌なのですよね。学ぶ気もなく、モラトリアム期間として4年間を過ごし、最低限度の満足が得られる就職が保障されればそれで良し、こんな人が多いようです。

団塊の世代と対極にある現代の若者は、その考え方や感じ方がお互いに分かり合えないレベルにまで溝を深め、その調整ができそうなのは、私のような団塊の世代には属せない似非老人なのかもしれません。

平成最後の大学入試です。

年号が変われども、大学入試に変わりはありません。急激に受験制度が改良されることはないでしょうし、基本的には昭和の時代と変わらない入試が延々と続くことでしょう。

平成最後の試験で旧態依然たる大学受験は改良されました、と言えるようなことにはならないとしても、その何かが臭ってくるようなものであってくれればと思うのですが、これも無理なのでしょう。

社会的地位、経済力、いわゆる見栄と金、これから脱出できない限り、大学受験制度は変わらないことでしょう。ひいては教育制度そのものが現状のままとなるのでしょう。

理由は簡単だと思っています、それは教育理念が明確でないからです。何のために教育をしているのか、どこに向かって教育をしようとしているのか、この足固めをすることなく上っ面だけいじくっているのが現状で、さすがに気持ちが暗くなります

無駄なボヤキをしました。受験生のみなさん、まずは希望大学に合格してください。あと少しです、健闘を祈ります。


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by lyceelycee | 2019-02-13 21:00 | リセ

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