2018年 07月 12日
何をどうすれば良いの。
この夏休みは勉強をする気になっています。それでも困ったことに、何をどうすれば良いのかが全然分からないのです。先生、教えてください。
このような質問を受けることが時期的に増え始めました。重たい腰を持ち上げて、やっとこさやる気になり始めたとたんに、はて、どうしたものか、と悩みだすのです。
得意科目、不得意科目、強化したい科目、それどれにあることだと思いますが、私はいつも次のようにアドバイスしています。
とりあえず、全科目をまんべんなく学習することを前提にして、各科目とも最も基礎的な問題集を1冊用意して、それをやり切りましょう。
選ぶ教材。
国立理系希望者を対象として述べてみます。学習科目は、数学Ⅰ・A、数学Ⅱ・B、数学Ⅲ、英語、国語、物理、化学、地理、以上だとしておきましょう。
どの科目も、内容的には超基礎的レベルのものとします。どんなに自信を持っている科目であったとしても、基礎をやり直すのです。本当に得意ならあっという間に終わらせることができて次のステップに進めます。
ボリュームとしては、どの科目も100ページ前後の薄い物とします。あまりにボリュームのありすぎるものは、途中で挫折して気分が鬱陶しくなるだけです。
要するに、簡単で薄っぺらい問題集をとりあえずは最後までやりきるのです。これが第一段階で、夏中にこの段階を追われれば、次に標準レベルへと進めます。
1冊やり切るのは大変。
1冊の問題集を最後までやり切った経験はおありですか。ほとんどの人がないことだと思います。これは結構大変なことなのです。
しかし、精神的苦痛を耐え忍んで、このことを実現できれば、あなたが思う以上に力が付くものです。
やり切った自信が、あなたをこれまでに知らなかったハイレベルを目指しての道に導いてくれます。
簡単で薄っぺらい問題集を全科目に渡って1冊やり切る、そんな夏休みにしてください。それを経験してやっとこさ難関国立大学への本格的な受験勉強を開始できるのです。まずは身体を動かすことです。
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