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学理教育セミナー リセ

大学入学共通テスト。

2020年から大学入学共通テストが始まります。

よせばいいのに、どうやら本当にやりそうです。以前から何度か批判してきましたが、私のような声はお偉い方々には聞こえないようで、また入試制度が改悪されます。

何の役にも立っていない現行のセンター入試は廃止すべきで、それを部分的にいじくった形で改正しましたと言ったところで、言い訳だけをしているようなものです

本当に汗をかいて、どんなに大変でも、大事な国の教育のことだから、真剣にやりぬいて見せる、といった情熱を感じ取ることができません。

その現れが、英語の民間試験の利用であるとか、記述式の問題の採点業務を外注するとかいう発想に現れています。本当にやる気があるとは思われません。

最終的に英語の試験はどうするのでしょうか。

英検、トーイック、トッフル、その他民間で行われている英語検定試験を利用しようという動きが中心になっています。

異なる試験を受けた生徒の英語力を、どういうように公平に評価することができるのでしょう。これは無理です。当然不公平感がでてきます。

それ以前の問題として、英語の問題は目的に合わせた形で良問を作り、採点の客観性を可能とする努力をするべきでしょう

そもそも、こんな形で行う英語テストで、基本的な英語力を試せるわけではありません。

現行のリスニングテストをみても、50点満点でテストを行い、その得点でリスニング能力をテストしているつもりなのでしょうが、45点以上の得点者と、30点未満の者とを比べても、どのみち大した聞き取り能力があるわけではないのは明らかです。

国語と数学の記述式答案の採点は外注。

記述式の問題をどうしても導入したいようです。こうすることによって、本当の学力が試せると信じているようです。

そして、採点業務は大変だから、業者に委託しようとしています。どんなに大変でも、物理的に不可能でない限り、自分で採点したいとは思わないのでしょうか。

へたな大学の先生が採点するよりは、業者の採点の方が正確である、などという悪口も聞こえてきますが、それでは教育改革にならないでしょう。

20字や30字、あるいは40字程度の記述問題であれば、私たちのような塾や予備校の先生は、すぐにそのためのテクニックを作り上げて、生徒に伝授することができます

学力はなくても、テクニックで合格点を取れる技を開発します。

大学受験は、各大学で独自に実施する試験だけにしましょう。全国レベルで行う共通テストは必要ありません。諸外国に倣って真似をすることはないのです。



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Commented by ねこあたま at 2017-05-20 20:09 x
塾の先生にこんなことを言うと怒られそうですが、
能力も親の経済力もあるかたなら、日本で中等教育以降よりは海外に行った方が、人としては幸せになれるんじゃないかという感がありますね。

宜しくない話です。
Commented by lyceelycee at 2017-05-21 00:38
> ねこあたまさん
私としては、何を持って、あるいはどのような状態を持って幸せと感じるか、幸せの定義次第ではないかと思います。
Commented by ねこあたま at 2017-05-22 18:55 x
何が言いたいのかというと、多分この入試が求める人材というのはグローバル企業にとって必要な人材を選別をするというですね。でもそんな人間はそんなに必要ないですし、ガラパゴスと言われようと、ローカルに生きる人を育てるのは難しくなるでしょう。その時には焚書坑儒なみのおバカさんが溢れる危機感があります。
Commented by lyceelycee at 2017-05-22 22:08
> ねこあたまさん
お考え、よく分かりました。私としては、改革を推し進めている現在のメンバーに、そこまでの意図と力は無いように思えます。これまた残念なことですが。
by lyceelycee | 2017-05-17 18:50 | リセ | Comments(4)

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