2017年 05月 06日
5月の連休はおしまいです。
5月連休中に京都へ行くなどということは、観光客だらけで頼まれてもするものではない、と昔から言い聞かせているのですが、逆にどんな目に遭うかを経験してみようと思い立ち、酔狂にも行ってみました。
五条坂を上がる道は予想通りの観光客数で、大谷本廟から清水への道は外人観光客で埋まっていました。
だらしのない私はすぐに逃げ出したくなり、人のいない所へ脱出しようということで、とりあえず京阪電車の清水五条駅へ舞い戻り、そこから宮川町筋を歩いて四条へ向かいました。
宮川町筋を選んだのは賢明な選択でした。ここが京都五花街の一つであり、お茶屋さんと置屋さんが並んでいる通りであることを知る観光客は、さすがにあまりいないようでほとんど人が歩いていませんでした。
さすがに浮世離れした花街。
あまり広くもない宮川町の通りを歩いていると、どこからともなく三味線を練習する音色が聞こえてきました。静かそのものです。
古い和菓子屋さんを一軒見つけて、なんとなくそのお店の中に入りたくて、和菓子を買うことにしました。
本当に手作りしたものとすぐに分かる柏餅を4個買って、家に持ち帰って食べてみると、昔懐かしいおいしさでとても嬉しかったです。もっと買えば良かった。
建仁寺近くの辺りまできたとき、二人の舞妓ちゃんとすれ違いました。美容院からの帰りなのか、二人とも綺麗に結い上げた「われしのぶ」の頭が素敵でした。
板についた着物姿が町の雰囲気に溶け込んで、京都へ来た甲斐があったと感じ入りました。
建仁寺から花見小路。
建仁寺は観光客で爆発していました。そこから四条通へつながる花見小路通りは、人がぶつかりそうになりながら歩いていました。
ここは祗園甲部と言われる京都一の花街なのですが、静けさも粋もあったものではありません。
どうでもよいことですが、静かな花街を求め、芸舞妓さんの芸を見たければ、今や北野天満宮近くの花街、上七軒に行くしかない、という話を聞いたことがあります。
それはともかくとして、四条通に面した祗園商店街を歩き、月待庵さんのしょうゆ割れせんべいを買ってかえりました。私のお気に入りのおせんべいです。
今日から授業をしていますが、来週月曜日から気合を入れて授業をします。良い休暇でした。
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