2017年 04月 22日
カラスの集団。
昨日の午後、ビジネス街の喫茶店でコーヒーを飲んでいました。ここは銀行、商社が集中している地域で、周りにはたくさんの会社員さんがいました。
そのような地域なので、就職活動中の学生さんも数多くいて、隣の席にも向いの席にも何人かずつで集団を作って時を過ごしていました。
やがて気持ち悪さに変わってきました。学生さん全員が、特に女子学生さんがみんな同じ格好をしているのです。
黒のスーツに身を固め、髪の毛を後ろに束ねて同じような鞄を下げて、個性がない風情で集団をなしているのです。
わたしには気持ちが悪かったです。みんながみんな、そんな同じような格好で会社訪問なり面接を受けないことには、最終的には採用してもらえないのでしょうか。
採用の面接をしたことがあります。
大学を卒業して、6年間企業に勤めていました。そのときに、人事の仕事で採用の面接をしたことがあります。私は単なる記録係で、直接面接をしていたのは直属の上役でした。
私は横で様子を見ていただけでしたが、その頃の女子学生には、黒のスーツを着ていた人はいませんでした。ほとんどの人は、若い女性らしくカラフルな服装で、ワンピースが多かったです。
今ではそれはダメなのでしょうか。あまりに見苦しい服装は非常識ですが、何も全員そろってカラスにならなくても、と感じました。
ちなみに私が会社説明会に初めて参加したのは6月のことで、会場の京都ロイヤルホテルに行ったとき、学生らしく?Tシャツにジーパン姿でした。
今は時代が違い過ぎのようです。
人物を評価することなく、外見だけで採否を決めるような企業であれば、こちらの方から断ればいいと思うのですが、そんなわけにもいかないのが今の時代なのでしょうか。
がんじがらめに決めつけられた状況で採用され、会社の方針に素直に従わなければ生きていけない、そのような社会であるのなら、なんとも窮屈な世の中ですね。
私自身もそうありたいと思っているのですが、伸びやかにしなやかに、細かいことは気にせずに、おおらかにしていたいものです。
可能な限り自由であるためには、自分を強くし、信念を持った人間でなければならないのでしょうから、やはり勉強をして自己を磨きあげるしかないのでしょう。
こんな私は「変なヤツ」なのかも知れません。
人気ブログランキングへ←いつもありがとうございます。励みとなっております。今日も応援クリックお願いします