2017年 04月 13日
自習室を欲しがる高校生。
いつの頃からか、入塾問い合わせのときに、「自習はできますか」という質問する人が増えてきました。
もちろん、できます、と答えますが、何故そんなことが大事なことなのだろうと不思議に思っていました。
塾選びは、自習ができるかどうかで決めるのでしょうか。生徒さんにとっては大事なことなのかも知れませんが、もっと大事なことがたくさんあるはずです。
でもどうやら自習できるかどうかが最大のポイントだ、と言う人が驚くほどいるようです。
ビデオ授業塾に向かう高校生。
ビデオ授業を活用できる人は、相当に高い学力を持っている人です。これらの人は、復習確認に大いに役立てることができます。
しかし、基礎事項が危うい人は、ただ画面を前にして居眠りをするだけで終わります。はっきりと言って、ほとんど役には立ちません。
肉声を聞き、手取り足取り教えてくれる先生がいても理解できない人が、画面の一方通行の授業を聞いても分かるはずがないのです。
このような話をすると、一人の生徒に言われてしまいました。先生はビデオ授業塾に通う高校生のことが分かっていない!
自習室が目当てなのです。
狭いブースであっても、自習できるから、それを求めて行っているらしいのです。ビデオ授業はどうでもよい。
自習室に行き、そこで一定時間を過ごせれば、なにがしかの勉強をしたと自分に言い訳ができる。これが大事なことなのだそうです。
そんな人ばかりとは思いませんが、何とも情けない話です。
勉強は家でやればいいではないか、と思うのですが、誘惑が多いから家ではできないのだそうです。
わたしに言わせれば、そんな人は勉強をするということ自体ができるはずがない。
何ともはや、ずいぶんと情けない話です。
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